「電力自由化で原発は新設できない」
<その2>
リポートをまとめたのは、電力会社が出資する(財)電力中央研究所 (電中研)の矢島正之・研究参事。この電中研、これまで我が国における 原発推進政策の一翼を担ってきた機関なのだが、今後も10基以上の原発 を建てようとしている国や電力業界にしてみれば、その方針に”身内”か らブレーキをかけられたようなものである。矢島参事に話を聞きながら考 えてみた。 |
矢島参事に取材したルポライター氏のへそ曲がりにも困ったものだ。各パラグラフ毎に少々チェックを入れてみよう。
「電力の自由化を要求しているのはすべて、大口の需要家です。ドイツ でもイギリスでもアメリカでも、そして日本でも。「我々はグローバルな 競争に直面している。かなり苦戦を強いられている。それはエネルギー価 格が高いからだ。競争が入っていないから高いのだ。だから電力も自由化 しろ」というわけです。それで、電力も自由化することになった」 (矢島氏) つまり、自由化は世の風潮、というわけである。 |