最近の朝日新聞は本当にどうしたんだろう。原子力開発に対して完全に反対派になってしまったようだ。それも正しい情報に基づいて組み立てた論理を提示するのではなく、世論を反対に仕向けるためなら「手段を選ばず」的な論評が見られる。極めて残念である。
今回の7月13日付け朝日新聞夕刊の記事も、よりによって核燃料サイクル分野の研究者として日本の第一人者を、使用済み燃料再処理「凍結論者」に仕立てようとするものであった。
その人とは、我々とは一緒に仕事をする仲間で、原子力界では政策面でのリーダー的存在の鈴木篤之先生である。
この記事が本当なら、鈴木先生は、我々仲間にも秘密裏に報告書をまとめられ、今までの日本の原子力政策を中心になってまとめられてきた方向に逆行する考えに転換されたことになる。
この朝日の記事の切り抜きをポケットの奥に仕舞い、先生から直接その真意を聞くまでは軽率に意見を述べることはできないと思っていた。
そして半月が過ぎ、ようやく先生のインタビュー記事が出たのである。その新聞は、8月6日付「電気新聞」という業界紙である。何故、朝日新聞自身が、先生に直接会って話を聞き、真実を書こうとしないのか?
我々は、改めて朝日の「世論を反原子力に向かわせるためなら手段を選ばず」という姿勢に大いなる憤りを感じざるを得ない。
この朝日の記事の全文と、電気新聞の鈴木先生の反論のインタビュー記事、その全文を以下に掲載する。
本来なら、電気新聞の記事は「同感できるG情報」に掲載するべきであるが、朝日の記事への反論を鈴木先生ご自身の言葉で並列したいため、「G情報に異議あり」に掲載することにした。