朝日新聞(2008年3月1日)


<あしたを考える>


[青森県六ヶ所村・核燃料再処理工場の試運転]


               課題背負い最終段階

(その1)


 青森県六ヶ所村で建設が進められてきた使用済み原子燃料の再処理工場は、そ の試運転も最終段階に来ているようで、このまま何もなければ、5月の連休明け 頃には本格操業に入れる見通しとか・・・。紆余曲折を経てようやくここまで到 達したかと感慨深いものがある。

 地球温暖化と原油価格の高騰を阻止できるのは、やはり原子力をおいて他にな い。そのことに世界のエネルギー・環境政策のリーダー達はようやく気付きだし ており、原子力開発に追い風が吹き出している。しかし、それを見越してか、今 度はウラン鉱石の価格が急激に上がりだしているという。

 資源を持たない国は、資源の価格と供給量、それに為替相場が安定していない と、国家の経済にまで大きな影響を落としてくる。その影響を最も受けるのは、 先進工業国の中でエネルギー資源が最少の日本であることは、誰の目にも明らか だろう。

 そんな日本に「準」という文字はつくが、「純国産資源」として豊富に所有で きる可能性を秘めているのが他ならないプルトニウムなのである。

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