■同感できるG情報■


読売新聞(2010年10月24日)


<国際面>


  日印原子力協定に意欲


    [シン首相きょう来日] 核実験は手放さず


(その1)G研のコメント


 インドのシン首相がわざわざ日本にお越しになり、日本と経済交流をもっと進 めたいとおっしゃっていただいたようで、景気が低迷する日本にとってこの上な い有難い話である。

 インドは今や中国同様「新興国」と称されるほど、経済発展著しい国で、経済 交流はこちらからお願いしたいくらいだ。技術力も、特にIT分野は世界の先端 を走っているといっても決して過言ではない。それというのもインドの子供たち の算数の教育は目をみはるばかりであり、そのレベルの高さがコンピューター技 術を押し上げているのである。

 今回のシン首相の来日の主要目的は日本との原子力協力協定を結ぶことであっ たが、インドが核兵器保有国であることを理由に日本側が渋って最終調印までに は至らなかったようである。

 「首相は原子力協力協定について、『日本には最も進んだ原子力技術がある。 我々のエネルギー安全保障強化のため、日本との協力を誠実に望んでいる』 と述べ、高度経済成長持続のカギを握るエネルギー確保のためにも、日本と の技術協力に期待する考えを示した」

 核兵器の製造技術を持っているインドが、核兵器は持たないが原発の建設・運 転技術を持っている日本に「エネルギー安全保障強化」のために日本の協力を望 んでいるのである。核兵器の製造技術は、割合たやすくマスターできるが、原発 の安全技術などはそう簡単にはマスターできないのである。

(次ページにつづく)