■同感できるG情報■


朝日新聞(2010年6月16日)


<政策ウオッチ>====================「原子力発電」


      知りたい情報 伝わる広報を


(その2)


   <本文転載>


 原子力発電への国民の理解を進めるために、国はどう予算を使うべきなの 
か。5月にあった「事業仕分け」で、原子力広報事業が取り上げられた。  
                                   
 「広告を見ると、料理を食べながら原子力の話をしている。飛躍している 
のでは」「見学会自体が目的になっているのでは。広報のための広報になっ 
てないか」                              
                                   
 こんな指摘が相次ぎ、女性誌への企画広告や、原子力施設への見学ツアー 
が「廃止」とされた。                         
                                   
 でも、国民は情報を必要としていないわけではない。昨年、内閣府が行っ 
た原子力に関する世論調査では、原発に不安を感じる理由に「国がどのよう 
な安全規制をしているか分からない」「国の原子力に関する情報公開や広報 
活動が不十分という回答が、前回2005年の調査より増えていた。    
                                   
 原子力発電を見直す動きが世界的に広がる「原子力ルネサンス」が注目さ 
れているが、それも社会が受け入れてこそ。国民が求める情報は何か、それ 
をどう提供するのか。国も事業者も、国民本位の広報のあり方を考えてほし 
い。                           (小堀龍之)