読売新聞(2010年1月4日)


<環境新大陸 @変える>


       EVで暮らし革命


(その4)


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 EVは、人々の生活スタイルも変えそうだ。              
                                   
 コンビニエンスストア大手のローソンは2月末までに東京、名古屋、大阪 
など主要都市の約30店にEV用急速充電器を設置し、その後も設置店舗数 
の拡大を検討している。ショッピングセンターなどでも充電器の設置が相次 
いでおり、「買い物ついでにちょっと充電」という主婦らが増える可能性が 
ある。                                
                                   
 また、将来的に街中でインターネットに接続できる時代になれば、手軽に 
音楽やゲーム、映画などを取り込み、パソコンよりも大型の画面で移動中や 
移動先で楽しむという可能性も考えられる。「米アップルの高機能携帯電話 
機『iphone(アイフォーン)』の『車版』」(経済産業省自動車課) 
とも言える使い方だ。                         
                                   
 ガソリン車の普及を前提としていたガソリンスタンドも大きな変革を迫ら 
れる。新日本石油は首都圏を中心に22か所のスタンドに急速充電器を設置 
する。                                
                                   
 ただ、充電は120キロメートル前後の走行でも15分程度要するなど、 
給油に比べて時間がかかり、単位時間当たりのもうけは減る。同社が、1台 
の車を複数の人が共同使用する「カーシェアリングサービス」に乗り出すな 
ど、石油各社は新たな魅力作りを模索している。             
                                   
               ◇                   
                                   
 地球温暖化問題への関心が高まり、環境関連ビジネスの可能性は無限に拡 
大しつつある。高い技術力などを武器に、環境という「未開の大陸」を切り 
開こうとする日本企業の最前線の取り組みを追う。            



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   エコカー開発日本が先行

                                                           EVや、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド車  (HV)などエコカーの開発は、日本の自動車大手が欧米に先行している。                                       EVでは昨年7月、三菱自動車が世界初の量産モデル「アイ・ミーブ」を  発売し、富士重工業も「プラグインステラ」の納車を始めた。日産自動車が  今年後半に発売する「リーフ」は、他の2車種のような軽自動車の改良版で  はなく独自のデザインを採用しており、将来的には高級車タイプも投入する  方針だ。                                                                     ただ、現在は、EVに比べて価格面や走行性能で勝るHVの開発が進む。  トヨタ自動車の「プリウス」は累計の世界販売台数が150万台を超え、ホ  ンダが昨年2月に発売した「インサイト」も手頃な価格を武器に販売を伸ば  してきた。トヨタは特に、家庭用電源で充電できるプラグインHVを次世代  エコカーの中軸に据えている。