[IEA事務局長]
「新興国含め対話の場」
−−1年内に初会合−−
国際エネルギー機関(IEA)の田中伸男事務局長=写真=は6日、バン
コク市内で日本経済新聞と会見し、14、15日にパリで開くIEA閣僚理
事会で、中国やインドなど広範な新興国を含めた対話の場を創設する考えを
表明した。日本が掲げる2020年までに国内の温暖化ガスの排出を199
0年比25%削減する目標については、海外からの排出枠取得を活用すべき
だと指摘した。
事務局長は「(IEAに加盟する)先進国だけでは、エネルギーや地球温
暖化問題に対処するのは難しい」と述べたうえで、中印やブラジル、メキシ
コ、南アフリカなどを加えた対話の場が必要との認識を表明。閣僚理で合意
し、1年以内に初会合を開く考え。
さらに今後のIEAの運営方針などに助言する「賢人会議」を新設する方
針も示した。IEA創設にかかわったキッシンジャー元米国務長官や、気候
変動に関する政府間パネル(IPCC)のパチャウリ議長らがメンバー候補
という。
鳩山由紀夫政権による新たな削減目標には「すべてを国内で削減するより
も、海外から排出枠を買った方が安い」とし、海外からの排出枠取得を活用
すべきだと訴えた。 (バンコク=竹内康雄)
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