
(その1)
日本の日刊紙も日々様変わりしている。活字も一昔前と比べれば、ずいぶん大
きくなり、視力の衰えは何ともしがたい高齢者にとっては有り難い傾向だ。それ
に日本語は上から下へ活字を並べる縦組みで、行は右から左へ流れるのが読みや
すいとされている。これは変わらないだろうが、英数字混じりの文章では表示が
なかなか難しい。
そこで朝日新聞は、英字新聞ばりの横組みの紙面が時々、従来の紙面に挟み込 んだ形で配達されるようになった。もちろんその内容も思い切った記事で埋めら れている。その紙面の総合タイトルは「GLOBE]と英語名が付けられている。 日本語の注釈は付けられていない。
そのGLOBEの一つのコーナー「World Economy」というコー ナーがある。「先読み世界経済」という日本語訳の注釈がついている。9月21 日付けのこのコーナーに「『理系人間』よ、発言せよ」という勇ましいタイトル が我々の目に止まったのである。著者は藤原洋氏、京大の宇宙物理学科を卒業後、 東大の電子情報工学で博士号をとられた列記とした理系人間である。
我々のほとんども一応理系人間で、機会あるごとに発言してきたつもりである が、藤原氏にしてみれば、日本の理系人間はまだまだ発言の量、重さがご不満な んであろう。拝読しよう。