日本経済新聞(2009年9月9日)

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  [原発能力2030年に倍増]

       IAEA見通し 上方修正==>東アジアで需要増


(その1)


 「【ウィーン=岐部秀光】国際原子力機関(IAEA)は8日、原子力発電 の中長期見通しを上方修正し、2030年の発電能力が現在の370ギガ  (ギガは10億)ワットから最大810ギガワットに拡大すると発表した。 前年の見通しに比べ8%多い水準で、発電能力は今後20年で倍以上になる 計算。地球温暖化対策やエネルギー安全保障の観点から各国政府が「原子力 利用」へのシフトを加速していることが浮き彫りになった形だ」      

 オーストリアの首都ウィーンに本部を持つ国際原子力機関(IAEA)といえ ば、原子力平和利用から兵器への転用、即ち核拡散を厳しく監視している機関と して知られるが、そのトップの次期事務局長に天野之弥(ゆきや)氏が、日本人 としてはじめて選任され、間もなく就任されるというニュースがあったばかりで、 このG研でも取り上げたから記憶に新しい。

 そのIAEAからの発表で、2030年時点、世界の原子力発電容量が810 ギガワットに増大するだろうと予測したのである。ギガワットとは途方もない単 位だから分かりづらいが、原発1基当たり平均出力の100万kWは丁度1ギガ ワットで、810ギガワットは100万kW原発810基分に相当する。

 現在、世界にある原発の総発電容量は370ギガワット程度といわれるから、 あと20年間で倍増以上に伸びることになる。

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