◆ウラン濃縮委託、採算性は課題
【モスクワ=緒方賢一】日本は、カザフスタンで採掘したウランの濃縮と、
日本の原子力発電所の使用済み核燃料から回収して英仏で保管するウランの
再濃縮を、バイカル湖に近いモンゴルとの国境寄りにあるロシアの「アンガ
ルスク電解化学コンビナート」に委託する計画だ。
しかし、ロシアで核物質を輸出入できる施設は、北欧寄りのサンクトペテ
ルブルク港のーか所だけで、濃縮ウランを鉄道で運び、さらに船で日本へ送
るには、相当な輸送費用と時間がかかる。
そこで、不可欠と見られているのが、極東に核物質を扱う港湾を建設する
「東ルート」の整備だ。ただ、港湾整備には巨額の費用をどう負担するのか
という問題も出てくる。ロシアの原子力ビジネス専門家は「(日本は)採算
が合うのかどうか慎重に評価する必要がある」と指摘している。
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