(その4)
<本文転載>
問題は新興国を巻き込んだ原発ムードが核拡散に直結しかねないことだ。 各国から出てくる使用済み核燃料をどうするのか。個別に核燃料再処理まで 手がければ核の脅威がばらまかれる。 このためブッシュ政権は06年2月に核燃料サイクルに関する国際原子力 パートナーシップ(GNEP)【?】を提唱した。再処理を手がける国と、 その他の国に分け、核燃料を管理するものだ。参加国は拡大しており、実現 に向けて動いている多国間の核管ば事実上これしかない 実はGNEPでも 日本勢が中心的な役割を果たす。カギを握る「高速増殖炉」は世界的には開 発が下火になったが、三菱重工は試験炉「もんじゅ」などでノウハウを蓄積 しているからだ。佃和夫社長は「日本の高速増殖炉を世界標準炉にしたい」 と強調する。 ただ、GNEP実現を危ぶむ声は少なくない。全米科学アカデミーは「技 術と資金の両面でリスクが大きい」として見直しを促し、米議会も予算承認 を遅らせている。 米国の次期大統領の意向も焦点だ。民主党は原発の急拡大に慎重。GNE P構想そのものの撤回はなくても、計画の推進にブレーキがかかる恐れは十 分にある。(カイロ=金沢浩明、ワシントン=藤井一明、産業部・佐藤紀泰) |
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