電気新聞(2004年7月5日)

  気候変動と経済性の他電源比較
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   「原子力が最も有利」
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     <IAEA> 多角的、客観的に評価

<その1>


 <前文>
                                  
 国際原子力機関(IAEA)は原子力発電の現在と将来を分析した報告 
書をまとめた。アジアの急成長や気候変動など、経済全体が直面する問題 
の中での原子力発電の位置付けを検証した内容。新規の原子炉建設の舞台 
が欧米からアジアに移っている実態や、温暖化対策面での原子力の有利性 
を報告した。原子力の世界で最も権威あるIAEAがメリット・デメリッ 
トを多角的、客観的に評価したこの報告書は、日本を含む各国の政策立案 
の際の材料になりそうだ。                      
 「何とも素晴らしい報告書が出たものだ。さすがはIAEA!」と思い、他のメディアはどのように取りあげるかと注意していた。しかし、この記事が電気新聞に掲載されてから20日以上経過するいまもって、まったく取りあげたメディアがなかったのか、それとも我々の目に留まるほど大きく取りあげなかったのか、いずれかで、大きな反響はない。

 国際原子力機関(IAEA)は、原子力推進機関ではない。むしろ、核兵器拡散には厳しい監視を行っている機関であり、平和利用において、IAEAの日頃の活動はもしばしばブレーキになることはあってもアクセスになることはない。

 そのIAEAが、「アジアの急成長や気候変動など、経済全体が直面する問題の中での原子力発電の位置付けを検証した内容」の報告書を出したことは、多いに評価されるべきものではないだろうか。

 電気新聞もこの記事の前文の中で、「原子力の世界で最も権威あるIAEAがメリット・デメリットを多角的、客観的に評価したこの報告書は、日本を含む各国の政策立案の際の材料になりそうだ」と述べているが、原子力委員会はもとより、産業界も、この報告書を入手して多いに参考にしていただきたいものである。

          「G研」代表

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