[P.40,2段]
>「ビジネス上の”コミュニケーション手段”として信用できるもの」は、
>(1)会って直接話す(97.6%)、(2)電話(81.2%)、(3)
>手紙(44.2%)が上位を占め、Eメールに至ってはわずかに18.2%
>しか信用していないのです。
> 直接会う。これが信用回復の基本と心得ておくことです。
 まあ、そうでしょうね。直接会ってお詫びするのが第一でしょう。しかし、顔も見せられないほど赤っ恥をかいてしまったら、しばらく会えないでしょうし、向こうもしばらく「出入り禁止」ということにもなるでしょう。

[P.40,3段]
>「クレームこそ最大のチャンス」という地方のホテルや旅館の業務の委託を
>行っているワークアップの代表取締役、村田浩さん。
>「私自身、年齢も若く、口べたですし、会社も小さいから信用なんてない。
>だからクレームがあれば、群馬、長野、伊豆でもすぐに飛んで行きます。電
>話一本でも済みますけど、わざわざ行くことで先方も納得してくれるんです。
>経費はかかりますけど、とにかく行けば生きた情報が得られるんですから、
>最高のチャンスなんです」
 「クレームはチャンス」と言い切る村田社長はすごいですね。下請けのミスには直ちに管理職まで呼びつけるが、自分のミスで下請けに謝罪するときには、上司にも報告せず、電話一本で「ワルイ!ワルイ!今度なんかでお返しするからね」といった覚えのある人は一人や二人ではないのじゃありませんか。この村田社長を見習いたいものです。

[P.40,3段〜4段]
>「利害関係での信用が回復しやすいのは、相手を信用してやることで自分に
>もメリットがあるという打算が働くからです。逆に考えれば、相手にどんな
>メリットを与えられるのか、それを戦略的に考えて行動することで信用回復
>になるんですよ。単純に好きか嫌いかだけではビジネス上の人間関係は築け
>ないでしょう。どんなイヤな人間でも、そこから利益を受けることができる
>かぎりは、相手は信用せざるをえない。だから自分が相手に何か与えられる
>ものを持っていることがビジネスにおいて信用されるということなんです」
 これは、さきの渋谷先生のご指摘ですが、原発立地での地元との交渉にもしばしば使っている戦術ですね。ただ、原子力発電所を建てさせてもらえるかどうかを、単なるビジネスと考えていいものか、正直なところ迷うところです。

[P.41,3段]
> 長所と短所は裏と表の関係です。ならば、その欠点をおおい隠して人に合
>わせて生きるよりも、自分のマイナスをさらけ出してなおかつ、それが認め
>られ、信用される生き方をすべきだというのです。
 人は誰でも長所も短所もあるわけですから、短所を隠して「いい格好」だけを見せびらかせる人物は、誰からも信用されないでしょうね。胸襟を開いて自分の欠点、悩みもさらけ出してこそ、信用し合える人間関係、ひいていえば友情が芽生えるのではないでしょうか。

 原子力なんて欠点だらけ、やっかいな放射性廃棄物は出すは、ちょっと間違えば燃料加工工場でだって核分裂連鎖反応を起こし挙げ句の果てに臨界事故を起こす欠点だらけの技術ですから、それらを隠して、やれ環境にやさしいエネルギーだの、セキュリティーにいいだの、長所だけを並び立てる原子力広報など、信用されるわけがありません。

>「逃げたらおしまいです。トラブルやつらいことから逃げ隠れしても、信用
>を高めることから遠ざかるばかりです」
 とおっしゃっているのは、医者のヘッドハンティングを手がけているリンクスタッフ代表取締役の杉多保昭さん。トラブルがあるたびに隠したり逃げたりしてきたのは原子力界の不祥事でした。これでは原子力が信用されないのは当たり前ですね。

 あ〜、反省することしきりでした。勉強させていただきました。有り難うございました。

          「G研」代表