<その1>
京都議定書が、環境保護と議長国の責任という御旗の下、国会でさした る討論もなく批准された。中国はじめ途上国が枠外となり、調印したはず の米国が離脱を宣言、発効は温室効果ガス排出量取引で有利な展開を狙う ロシアの掌中にある。議定書は、循環型社会構築への期待の反面、目標の 実行可能性への懸念、厳しい経済状況下での中国や米国との競争力の低下、 産業空洞化の加速、雇用の悪化など将来的な不安要因もはらんでいる。 |
また、先生は、議定書がはらんでいる「将来的な不安要因」として、数例を上げておられるが、「不安要因だらけ」と、ここではコメントしておこう。
昨年秋のマラケシュ会議では、温室効果ガスの削減目標(日本は6%) の未達成分は1.3倍して次期約束期間の削減分に上乗せされ、排出量取 引資格が制限されることも議論された。ツケは十年後に払う可能性を多く の国民や、国会議員、賛同者は承知の上であろうか。 |