オリンピックの準備に沸く
信濃路を行く


 この夏、米国アトランタで開催された夏のオリンピックで、世界中の人々が平和の祭典に感動した。その感動の余韻を残しつつ、いま長野県は、1998年2月7日から開催される第18回冬季オリンピックに向け、その諸準備が佳境を呈してきた。

 開会日まであと500日、という報道を見て思い立ち、上野駅から信越線に飛び乗った。JR長野駅まで特急で2時間51分、途中の軽井沢など、すっかり紅葉した山の景色を堪能しているうちに到着していた。「牛」にでも引かれないとなかなか行けない距離と思っていた長野県が案外近いのにまず驚かされた。しかしオリンピックが開催されるまでに東京から長野まで約1時間半で結ばれる新幹線が完成するという。もう長野出張のサラリーマンなら、日帰りを強要されるであろうと思いきいや、駅前にはホテルの建設ラッシュである。
 駅前からタクシーを拾い、長野市内とその近郊のオリンピック会場を一回りしてもらった。アイスホッケーA会場のビッグハット、フィギュアスケート会場のホワイトリンクとスピードスケート会場のエムウェーブ、そして市の北西部に少々遠出してボブスレー・リュージュ会場のスパイラルを廻って善光寺門前まで帰りついて丁度2時間であった。いずれも新調の会場で、今から後利用が心配だ。

写真=長野市を訪れた人は、牛に引かれなくとも善光寺さんへ。


長野オリンピック施設フォトグラフティ/かえる・184号/96・11・01
●アイススケート会場
●スピードスケート会場
●フィギュアスケート会場
●ボブスレー・リュージュ会場