まったなし! CO2抑制

 46億年もの長い歳月をかけて複雑な仕組をつくり上げ、一つの命を形成した地球。その存在を保ってきた自然のバランスが崩れ始めている。地球温暖化、酸性雨、オゾン層破壊、砂漠化などの環境問題は、われわれ人間が手に入れてきた豊かさと引き替えに発生し、一つの国や地域ではもはやどうすることもできないほどの大きな問題だ。

 なかでも地球温暖化は、人間の生産.消費活動の拡大により二酸化炭素(CO2)、メタンガス、亜酸化窒素等の温室効果ガスの排出量が急激に増加して起こったもので、さまざまな気候変動を招き、それに伴う多くの影響が予測されている。

 「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の報告によると、産業革命以前と近年の状態を比較した場合、CO2濃度は約2.5倍、亜酸化窒素は約1.1倍に上昇。地球表面の平均気温は19世紀末からの100年間で0.3〜0.6度上昇、海面は10〜25cm上がっている。現在のままの対策では2100年に全球平均温度は1.5〜3.3度も高くなるという。