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*統計資料がない地域の分は含まれない
出典:読売新聞/1998年4月19日
国連食糧農業機関(FAO)によれば、1995年の世界の森林面積は約34億5000万ヘクタールで、陸地全体の4分の1になります。。しかし人口の増加や都市化などのため90〜95年の5年間で、5600万ヘクタールもの森林が地球上から消えています。これは日本の国土面積の約1.5倍にあたります。
失われた森林のほとんどが「地球の肺」と呼ばれる熱帯林で、90年代の前半には1年間で約1290万ヘクタールもなくなっています。
人口増加の激しいサハラ砂漠南部のサヘル地域や南米の高地では木を燃料として使い過ぎたり、家畜の放牧のため森林が減っています。また、アマゾン流域やボルネオ島では大型機械を使った商業伐採のため年々森林が減っています。このように熱帯林の減少といっても、その原因は地域によって異なっています。
地球温暖化防止の立場からこれまで見過ごされがちだったロシアやカナダなどに広がる北方林にも注目が集まってきました。
全世界の森林面積の約30%をしめるシベリアのタイガと呼ばれる針葉樹林は、二酸化炭素(CO2)を年間3億トンも吸収すると試算されています。
シベリアでは野焼きや火の不始末のため、年間平均で350万ヘクタールほどの森林が火事で失われています。火災の多い年には焼失面積がこれより1桁多いこともあります。
「北方林は火災で大量のCO2を出すので、CO2を吸収するよりむしろ放出している可能性があります」(福田政巳教授/北海道大学低温科学研究所)
また、北方林が減少すると、凍土が溶けはじめて凍土の中にため込まれているメタンガスが大気中に放出されるおそれがあります。メタンは温暖化能力がCO2の約25倍も高く、温暖化防止の意味からも重要です。