アーティクル番号23
書き込み日時1997/03/11 15:31
発言者SECRE. (ENG0020)
アーティクル行数42
タイトルマルチメディアでサイバーターザンに/回覧板・22/95.11.01




電脳回覧板 No.22

        マルチメディアでサイバーターザンに


 「マルチメディアと聞いただけで、漠然とした不安をいだいてしまう人が、特に
高年齢層に多いようです。不安の第一は、自分に<リテラシー>(読み書き能力・
操作能力)を身につけられるかどうかということ。しかしこれは心配ない」
                 (10月18日付け朝日新聞・広告欄より)

 と太鼓判を押しておられるのは、東京大学名誉教授、慶應義塾大学・大学院政策
・メディア研究科教授の石井威望(たけもち)先生です。石井先生には、「エネル
ギーと暮らし・市民の会」発足当初、ご講演をお願いしたことがありますが、当時
からシステム工学の第一人者として大活躍されていいらっしゃいました。それがこ
こにきてますますお忙しくなられたようです。

 その先生が「心配ない」とおっしゃっているのですから、「情報化社会」→「ニ
ューメディア社会」→「マルチメディア社会」→「サイバーメディア社会」と、ど
んどん進化していっても、何も恐れることはないということでしょう。

 その証拠に、こういう社会に不可欠なパソコン機器などは、使いやすい機能に向
上していますし、それでいて価格はどんどん安くなる方向にあります。ですから、
幼稚園児でもキーボードやマウスを操作して楽しんでいます。また中学生くらいに
なれば、小遣いでパソコンが買える時代になりました。

 もう一つ、マルチメディア社会が蔓延(まんえん)する傾向を憂える意見に「家
にいながらにして、日常生活のほとんどの用が足せるとなると、一杯飲みながら口
角泡を飛ばして議論をするといった温かみのある人間関係が崩壊してしまうのでは
ないか」という、至極もっともな意見があります。これについても石井先生は明確
に答えて下さっています。

 「バーチャルとリアルの2つの世界の中を自由に動き回り、環境情報を含めたさ
まざまな情報を的確に処理していく人間、いわば<サイバー・ターザン>たちと、
それをサポートする情報機器、これがマルチメディア社会の実態になっていくので
はないでしょうか」

 つまり、殻の中に閉じ込もっているような人間には、重要な情報を見つけること
すらできないであろう、また、ターザンのように心身ともに鍛えられた人間をあく
までもサポートするのが情報機器だ、ということでしょう。