| アーティクル番号 | 13 |
| 書き込み日時 | 1997/03/11 15:30 |
| 発言者 | SECRE. (ENG0020) |
| アーティクル行数 | 40 |
| タイトル | 世界の人々と自分自身の幸せのため/回覧板・12/93.05.01 |
電脳回覧板 No.12
世界の人々と自分自身の幸せのため
桜前線北上とともに、日本列島は四季のうちで最も華やいだ季節を迎えました。
そして学校では新学期、職場では新年度がはじまり、新入生、新入社員が真新しい
衣服で街中を軽やかに闊歩(かっぽ)しているのを見かけます。こちらもはるか古
(いにしえ)になってしまったかつての自分の若かりしころとダブらせ、やはり春
はうきうきさせてくれるものです。
とはいえ、うきうきばかりはしていられない事件が次々と飛び込んで来ます。例
えば、カンボジアで国連ボランティアとして働いていた中田厚仁さん(25)が殺
害された事件、旧ソ連が放射性廃棄物を海洋投棄していたのが発覚した事件、ロシ
アの放射化学工場でウラン溶解液のタンクが爆発した事件、そして大量に出回った
偽札事件と、うららかな春とは裏腹にうんざりする事件ばかりが続きます。
旧ソ連の原子力界は、かつては世界をリードしていたというのに、今日の体たら
くはどうしたのでしょうか。やはり、国の政治が腐敗し、経済が破綻(はたん)す
れば、科学や技術まで、いや科学者や技術者の心まですさんでしまうのでしょうか。
真理を探究するはずの学問の世界に生きる人たちは、やはり象牙(ぞうげ)の塔に
立てこもり、社会の雑音から遮断しなければ、人類のための研究活動ができないの
でしょうか。閉鎖社会がよくないことは、古くはわが国の江戸時代の鎖国、最近で
はフセイン政権のイラク、IAEA(国際原子力機関)の核施設の査察を拒否して
国際社会から孤立しつつある朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の例でも明らかで
す。
科学者といえども、また技術者といえども、社会の人々と親しくコミュニケーシ
ョンの輪を広める努力を常にしなければなりません。自分の専門分野以外の人々と
の情報の交換から得るところは決して小さくありません。毎日の仕事で神経をすり
減らして忙殺されている人は、同僚との交流以外のソサエティーに積極的に出かけ
ていく時間もない、あっても心のゆとりがない、というのが現実ではないでしょう
か。これが日本の競争社会に生きる人々の平均的な姿ですから、致し方ありません。
でもこんな現実で、こんな世の中だからこそ、色々な人たちと親交を広めたいの
です。世界の人々の幸せを考え日夜努力されている皆さん、今日からでも遅くあり
ません。パソコン通信を始めて下さい。