〈Q〉 兵器用級の核燃料を長期間にわたって少量づつ盗み出す場合でも、これらの物質を探知することができるのですか。



<A> 

少量のものが探知されずに継続的に盗まれるのはあり得ないことです。(質問4−13参照)。また、核物質は潜在的に有害であり、しかも極めて高価(1キログラムあたり約3万ドル=約700万円)なため、慎重に計量されています。核燃料サイクルのすべての段階において、その量についての記録が保存されています。核物質がさまざまな加工段階を経て移動するごとに、現存量が計測されます。不明物質量(MUF)と呼ばれる測定差異が、再処理中に1%、燃料の加工中に0.5%を超えた場合、その測定差異の原因が判明するまで施設を閉鎖するか再調査しなければなりません。このような予防策によって、核物質を探知されずに継続的に盗み出すことは、不可能でしょう。