〈Q〉 核燃料の製造過程で、どのような警備対策がとられているのですか。



<A> 

アメリカ原子力規制委員会(NRC)は、兵器になり得る核燃料の加工と貯蔵は、すべて24時間武装警備の完全防護された施設の中で行なうよう求めています。警備員は、各々、警備本部との間に音声による常時連絡体制をとらなければならず、また、警備本部は、所轄警察署との間に同時相互通話回線を持っていなければなりません。核燃料施設は、さらに認可された者以外入ることのできない立ち入り規制区域や防護指定区域に指定されています。防護区域へ立ち入る者は、入る前に、武器類や爆発物について所持品検査を受けなければなりません。燃料が加工される場所である核物質所在区域は防護区域の中にあり、退出の際には手荷物検査が行なわれます。こういった保障措置のもとで、兵器用級の核物質を盗み出すことは、特別警戒手段によって守られている他の貴重品(例えば、金、宝石類、または名画類)を盗み出すことよりも、格段に困難です。