<Q> 原子力発電所からの廃棄物の輸送は、今後も増え続けるのでしょうか。
<A>
商業用原子力発電所の数は、1980年末現在の80基から、1990年には120基ほどになっているでしょうから、それらの発電所からの輸送の回数も増えてくると考えられます。しかし、(特に低レベル廃棄物に関して)発電所の管理者は、廃棄物の体積を減らすことに最大の努力を払っていますし、また、将来新しい発電所と核燃料サイクル関連施設が近接して建てられるでしょうから、両者間の輸送は最少限度に抑えられることになります。ですから、低レベル廃棄物の輸送がめだって増加するとは考えられません。逆に減少させていくことも不可能ではありません。
同様に、使用済み燃料が将来、鉄道で一度に大量に輸送されるようになりますと、トラック輸送では一台で最大2体の使用済み燃料しか運べないのに対し、鉄道輸送では一度に30体ぐらい運べますから、1990年に予測される4,000回の輸送を800回ぐらいまで減少させる可能性も考えられます。