一般に、死亡者数が増えるとその事故の起こるひん度または確率は減少します。例えば使用済み燃料のトラック輸送の事故によって潜在的に発生するガン死亡者数は17,400年に一人という計算になります。また、10人の人が死亡するような使用済み燃料の輸送事故は、400、000年に一度ということになります。
これに対して、飛行機の墜落やダムの決壊に遭遇して死亡する確率は100人単位の死亡者の発生が、10年に一度程度となりますので、放射性物質に関わった事故よりもはるかにリスクが高いといえます。
このような比較は、使用済み燃料の輸送のような作業に関わるリスクを評価する時、規制当局や他の意志決定機関によって行なわれています。原子力発電に対するリスクよりもっと高い社会的なリスクにもかかわらず、そのような分析を行なっている他の事業分野はあまりないといえましょう。

色々な活動に対するリスクの詳細分析。核物質輸送と他の活動に対するリスクが比較できる。年間事故数とその事故による死亡者数との関係がグラフに示されている