<Q> 放射性物質の盗難防止には、どのような対策がとられていますか。
<A>
使用済み燃料や、5kg以上の核兵器の組み立てに使われる可能性のある特殊物質を含んだ物質輸送に対して安全保護対策がとられています。使用済み燃料の盗難防止対策には、輸送ルートに関するNRCの承認、護衛、監視、護衛者のための緊急時対応訓練などがあります。これらの対策は暫定的なもので、使用済み燃料の盗難が故意の破壊行為によって行なわれた場合に考えられる危険性に関するデータが出揃うにつれてさらに強化されることになるでしょう。特殊核物質に対しても、その護衛には武装しなければならないことを除いて、同じような対策がとられています。また、輸送用車両は、どちらの物質を輸送する場合でも、トラックを動かすことができないようにするため、自動的に空気が抜けるタイヤや、ブレーキがきく車軸といった固定装置を備えておかなければなりません。特殊核物質の輸送には、運転席への侵入を防止するために、障壁あるいはそれに代わるものが要求されています。また両者の輸送は、その輸送中を通して中央監視センターと常時連絡しあうことが義務づけられています。