<Q> 核物質の輸送に対して、どのような規則や法律が現在ありますか?
<A>
核物質輸送の要件は、平常の輸送時にも、事故時にも、公衆と輸送中の物質の保護と安全を第一に確保することです。
公衆は、輸送にたずさわる作業員と同様、NRCとDOTの規制によって、輸送中の核物質からの放射線を受けないようになっています。それらの規制には、内容物(放射性物質の量と種類)、梱包の設計、そして(場合によっては)特別に設計された輸送車両に対する規制が含まれています。
特に使用済み燃料の輸送に対しては、1979年6月15日からNRCで施行された規定があり、それには次のような項目が盛り込まれています。
- 各輸送ごとに、事前にNRCに報告し、その輸送ルートに関する許可を受けなければならない。
- 輸送ルートにそって、法律に基づいた関係機関と事前に打ち合わせをしなければならない。
- 輸送ルートは、人口の過密地域(10万人以上の都市、あるいは全人口が100万人か中心部に50万人以上の人がいる首都圏)を避けて計画されなければならない。
- 輸送のスケジュールには、輸送中の燃料補給と食事の時以外の停止を含めてはならない。いかなる停止のときでも、少なくとも一人はその輸送を監視するため輸送車から離れてはならない。
- 路上輸送の場合、少なくとも一人の交代要員の運転手と一人の護送者がその輸送車に伴走するか、あるいは一人の交代要員の運転手がその輸送者に同乗し、二人の護送者が伴走していなければならない。
- 輸送車は、無線電話と通常電波受信機を装備していなければならない。そして、輸送本部に少なくとも二時間おきに電話し、輸送状況を報告しなければならない。
- 輸送車への攻撃を想定して、輸送物を防護する特別な装備を持っていなければならない。
- 人口過密地帯を避けることができない時には、特別な警戒事項が要求されるかもしれない。例えば、伴走車の追加、交通量の最少の時間を選んでの通など。