〈Q〉 原子力発電所サイト内に使用済み燃料を長期間貯蔵しておくことは、何らかの危険性をともないませんか。
<A>
使用済み燃料の水中貯蔵技術は約40年間の実績があり、この間何ら問題も発生していません。使用済み燃料は安全に貯蔵できる、と合同検討グループは結論付けていますし、また原子力規制委員会(NRC)では、使用済み燃料の水中貯蔵によって環境に有意な影響を与えることはないと結論付けています。NRCでは、危険度の統計的評価手法を開発して、使用済み燃料貯蔵にともなう危険度を算定した結果、その危険度は1300万年の間に74人の死者が理論的にでる、となりました。一方、同じ評価手法を用いて自然界の放射線を受けることによる死者を算定しますと、同期間に260億〜470億人の死者がでることになります。また、原子力の代替エネルギーとして石炭を利用する場合には、石炭廃棄物などがもつ危険性によって、60年間に25万人の死者が出ると算定されます。