〈Q〉 現在運転中の原子力発電所からでてくる使用済み燃料の量に対して、その貯蔵能力は十分確保されているのですか。
<A>
現時点では確保されています。しかし、一部の原子力発電所では、1980年代半ばまでにその貯蔵能力の限界に達するといわれています。これらの発電所は、使用済み燃料を永久に直接処分するか、あるいは再処理の上、廃棄物のみを処分するかの決定がなされるまで、一部の使用済み燃料を別の貯蔵所に運び出さない限り、運転を停止しなければならなくなります。このため、これらの原子力発電所から離れた別の暫定的な貯蔵施設を建設しようという提案がでています。暫定貯蔵施設設置の法案はすでに連邦議会に提案されていますが、上下両院の承認を得るにはいたっていません。
他の対策として、現在ある施設を改善すること、(たとえば、使用済み燃料プールのラックを取り替え、より多くの燃料集合体が貯蔵できるようにする)、あるいは、許認可の変更をして発電所内に新たな貯蔵施設を建てること、等が行なわれています。
使用済み燃料の貯蔵問題を解決する別の方策として、発電所サイト内に(サイト外も可能)乾式の使用済み燃料貯蔵設備を作ることが検討されています。この方式はすでに実証されており、イギリスでは商業用の乾式貯蔵設備がすでに建設されています。