〈Q〉 実際に高レベル廃棄物を用いてガラス固化体を大型あるいは商業規模で製造した実績はありますか。
<A>
あります。フランスのマルクールにある高レベル廃棄物ガラス固化工場で、連続的な工業プロセスによってガラス固化体を製造する技術を開発しています。この工場では、これまで軍事利用からの廃棄物の固化を行なってきましたが、引き続き天然ウラン燃料の原子炉から出た高レベル廃棄物をガラス固化する予定です。マルクールにおけるガラスの放射線損傷加速試験によれば、ガラスは900年相当の貯蔵の後にも、すぐれた貯蔵媒体としての機能を有するというのです。フランスではマルクールのこれらの経験を基に、引き続き同種の施設をラ・アーグに建設する計画ですし、ベルギーや日本、西ドイツ、そしてイギリスもフランスの開発したプロセスに深い関心を示しています。

日本原燃(株)「高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター」の貯蔵ピット