〈Q〉 廃棄物が水に解けないようにするため、ガラス固化の方法が採用されるそうですが、ガラス固化の方法にはもう技術的な問題はないのですか。



<A> 

問題はありません。一部の人々は、ガラス固化体の極限試験を誤解しているようです。この極限試験とは、放射性廃棄物を包んだガラス体を高温の腐食媒体中において行なうもので、このような厳しい環境条件下では確かにガラス体からの廃棄物の浸出性に増加傾向が認められます。ですけれども、実際の廃棄物処分ではガラス体をこのような極限条件下におく必要はまったくありません。ガラス体に混入させる廃棄物量を制限したり、ガラス体への転換に先立って、廃棄物を10〜40年間放射性崩壊させることによって、ガラス体の温度を容易に調節することができます。400度F(約200℃)以下の温度では、腐食環境においてさえ、ガラス体の廃棄物浸出性は許容レベル以下に十分おさえることが可能、ということも判明しています。