〈Q〉 低レベル廃棄物とは何ですか。



<A> 

低レベル廃棄物とは、その名のとおり、低放射能(あるいは低濃度)の物質からなっており、通常30年以下の比較的短い寿命の放射性物質です。低レベルの廃棄物には、放射性物質取り扱い作業によって汚染された紙、プラスチック、ガラス、衣服、手袋、工具などが含まれます。

低レベル廃棄物の発生源は、現代の産業社会における放射性同位元素の広範な利用にともない、多岐にわたっています。商業用利用からの発生源として医療、産業プロセス、そして研究用の放射性同位元素の利用、原子力発電所の運転などがあります。低レベルの廃棄物はまた、軍事目的の原子力利用によっても発生します。

アメリカにおける低レベル廃棄物の発生源は67%が軍事関係からのもので、のこりの33%が病院、教育施設、核燃料サイクルなど商業利用によるものです。また、商業利用から発生する低レベル廃棄物のうち、およそ半分が核燃料サイクルに伴って発生するものです。ですから、原子力発電に伴う低レベル廃棄物は全体のおよそ16.5%にすぎません。


低レベル廃棄物の発生源