〈Q〉 高レベル廃棄物とは何ですか。



<A> 

高レベル廃棄物とは、再処理工程で使用済み燃料棒中の有用な物質から分離された高放射性の核分裂生成物のことです。

これらの高レベル廃棄物は、政府直営施設と、民間管理の施設で分離、抽出されています。政府管理の施設からは、ワシントン州のハンフォードのプラントで1944年以来、また、サウスカロライナ州、バーンウェルのサバンナ・リバープラントで1956年以来、高レベル廃棄物の抽出を行なっています。また、アイダホ州の化学処理プラントでは、過去20年間政府所有の原子炉で使われた燃料の再処理を行ない、高レベル廃棄物を抽出しています。一方民間では、現在唯一ニューヨーク州ウエストバレーにあるニュークリア・フュエル・サービス社の再処理プラントで高レベル廃棄物を抽出しています。

これまで軍関係の施設で発生した高レベル廃棄物は286,000立方メートル、一方商業用の施設で発生した高レベル廃棄物は2,300立方メートルです。民間の高レベル廃棄物は、これを固化することによって142立方メートルに減容することができます。また、現在運転中の商業用原子炉施設の使用済み燃料貯蔵プール、そして原子炉建屋外に設置された貯蔵施設の両方合わせて、高レベル廃棄物の発生源となる使用済み燃料が約30,000体貯蔵されています。