〈Q〉使用済み燃料の再処理は、どのようにして行なわれるのですか。
<A>
原子炉から取出された高放射能の使用済み燃料は、放射能レベルが取出したときの値の約40%に低下するまで、使用済み燃料プールに貯蔵されます。その後核燃料は厳重に遮蔽されたコンテナーに収容され、トラック、鉄道、あるいは船舶によって再処理工場へ輸送されます。再処理工場での燃料集合体は、放射線遮蔽壁の中で輸送コンテナーから取出され、小片に切断されます。また、核燃料集合体の金属部品は物理的に除去されます。その後燃料物質は強酸中に溶解され、この溶液中で、まず核分裂生成物が分離されます。これは高レベル廃棄物であり、ガラス固化されて貯蔵所に保管されます。次に核分裂生成物が除去された溶液から、ウランとプルトニウムが分離されます。取出されたウランは約1%のウラン235を含有しており、再び燃料成形加工にもどされ、高濃縮ウランと混合して利用されます。プルトニウムは現在実用化されている各種の原子炉で燃料に利用されるか、または将来の高速増殖炉(Book4「代替エネルギー」参照)に利用するため貯蔵されます。