〈Q〉使用済み燃料は、貯蔵プールの中に何年ぐらい放置しておくことができますか。
<A>
核燃料は、使用済み燃料プールよりはるかに厳しい水質条件の原子炉の中で運転されるように設計されていますので、プール内の貯蔵期間について特別な技術制限はありません。一部の使用済み燃料は、多くの国において30〜35年間もプール内に安全に貯蔵されています。アメリカの商業用原子炉の燃料にも、1960年代半ば以来今日まで使用済み燃料貯蔵プールに安全に貯蔵されているものがあります。また、スウェーデンとイギリスでは使用済み燃料あるいは再処理によって分離された核分裂生成物の恒久的な地中処分に先立って、これらを長期間プールに貯蔵することを検討しています。また、原子炉から取り出されて5年以上経過した使用済み燃料を水のないところに貯蔵することも検討されています。水中に5年以上貯蔵された燃料は、殆ど熱エネルギーを発生しないので、冷却水がなくても、安全に貯蔵することができるからです。