〈Q〉核燃料のなかに、エネルギーとしての価値がまだ相当に残っているというのになぜ、原子炉から取り出そうとするのですか?



<A> 

核燃料は、原子炉内で安全でまた効率的に使用し得る寿命期間が達成された時点で、原子炉から取り出されます。核燃料の寿命は、燃料集合体の中に残されているエネルギー価値によって決定されるのではなく、次のような条件によって決定されるのです。

・ウラン235の減損(ウラン235濃度が当初の約3%から約1%に低下した時点)

・燃料内の核分裂生成物の蓄積(核分裂生成物は中性子を吸収するので、核分裂生成物の蓄積が過大となると、原子炉は核分裂連鎖反応を維持することが不可能になります)

・燃料棒の健全性を損なうような核分裂ガスの蓄積や放射線損傷

使用済み燃料貯蔵プール