〈Q〉精練に伴って発生する残渣による環境への影響を防止するための開発研究が行なわれているのですか。



<A> 

もちろん行なわれています。特に多くのウラン鉱山や精練工場を有するアメリカの場合、連邦政府の法律(ウラン採鉱テール放射線制御1978年法)によって残渣(テール)の影響を防止するための対策がとられています。アメリカ原子力規制委員会(NRC)では、この法律に基づいて残渣は少なくとも10フィート(約3メートル)の土で覆うことを要求しています。これによって、残渣から放出されるラドンガスはアメリカの環境政策法に基づく制限値や国際機関の定める制限値よりはるかに低い値に低下しています。残渣を土で覆うことは、残渣を安定化し、風や水の浸食による周辺地域の汚染をも防止します。

なお、上記の法令などが施行される以前に発生した古い残渣の堆積物についても、土で覆い安定化するための努力が進められています。