〈Q〉 しかし、ウラン採鉱は危険な放射性物質を大気中に放出するという点で、他の採掘と違うのではありませんか。


<A> 

ウラン採鉱は確かに放射性の土ぼこりやラドンガス(ウランの放射性崩壊生成物)を放出させますが、これは他の採鉱の場合でも同様です。地殻中には放射性物質が多量に存在していますので、土地の開墾を含めて地殻を掘り起こすどのような作業によっても放射性物質は放出されています。ですけれども、ウラン採鉱の場合、ウラン鉱山から1Km程度離れた公共の地域では、通常放射性物質の濃度は検出限界以下となります。この検出限界は人体の許容安全限度よりははるかに低い値であることに留意すべきです。ウラン採鉱地から約0.5マイル(800メートル)離れた地点でも、アメリカ連邦環境庁や国際機関が定めた基準よりはるかに低い放射性物質濃度しか検出されていません。

露天掘り採鉱の場合、採鉱後の抗口を原状復帰し、表面を覆うことによって、鉱石のほこりやラドンガスの放出は阻止されます。原状復帰後のラドンガスの放出は、その発生源である鉱石が採掘された結果、通常、採鉱前よりも低下します。立抗の場合には、ガスや汚染水の漏洩を押さえるために採鉱後の抗口を密封します。また、採鉱中に漏洩する水は沈殿池に導いて蓄え、その水分は浸透あるいは蒸発させます。水の蒸発後の残留固形物は土壌で覆い安定化させることによって、周辺の土地や水路への汚染を防止します。